FX初心者向けの情報収集ノウハウ。全ての通貨に大きな影響力をもつアメリカの経済指標から読み解く経済動向

FX初心者向けの情報収集ノウハウ。全ての通貨に大きな影響力をもつアメリカの経済指標から読み解く経済動向

「経済指標」をチェックした方がいいと言われても、FX初心者にとっては、どうも難しそうでよくわらかないという思っている人も多いはずです。

実際、世界各国でさまざまな「経済指標」が発表されていてその数は膨大。数ある中で、どの指標が重要なのかを知っておくことは大切です。

FXで押さえておくべき最重要指標は、取引量が圧倒的、全ての通貨に大きな影響力をもつ米国の「経済指標」。中でも、まずは基本の5つを押さえることをおすすめします。

5つの経済指標の見方、さらに初心者が重要経済指標発表前後にとるべき行動はも合わせて紹介します。

初心者が最低限押さえるべき5つの重要経済指標

米国:雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率)

「非農業部門雇用者数」は、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計された就業者数。「失業率」は失業者を労働力人口(失業者と就業者の合計)で割ったもの。

【影響度】

最も注目される指標で、雇用統計発表時にはお祭り騒ぎになるくらい注目度が高い。FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与えると言われている。予想値に反したサプライズがあると大きく動き、ときには乱高下を繰り返すこともある。

【発表時期】

毎月第1金曜日の22時30分(サマータイムは21時30分)

米国:GDP

GDP(国内総生産)とは、国内で生産された最終製品や、サービスなどの付加価値の合計。経済の規模をあらわすモノサシで、GDPの伸び率が経済成長率に値する。速報値→改定値→確定値の順に報告されるが、最初に発表される速報値が最も注目される。

【影響度】

3回発表されるGDPの中でも、速報値の発表は相場に最も影響を与える。予想を上回っていた際には買い要因、下回っていた場合には売り要因となる。

【発表時期】1・4・7・10月の21日~30日の22時30分(サマータイム21時30分)

米国・FOMC終了後、政策金利発表

FOMC(連邦公開市場委員会)とは、米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会が定期的に開く金融政策の最高意思決定機関のこと。会合終了後に政策金利が発表される。

【影響度】

世界経済の中心である米国金融の最高意思決定会合であるため、米国のみならず各国の金利、政策方針などにも大きな影響を与える。すでに織り込み済みの内容であれば相場が大きく動くことはないが、予想値に反したサプライズがあると大きく動く。

【発表時期】年8回、約6週間ごとに開催され、最終日の4時15分(サマータイム3時15分)に発表。

米国・ADP雇用統計

指標民間給与計算アウトソーシング会社、ADP社が発表する雇用調査レポート。労働省の非農業部門雇用者数の先行指標として注目される。

【影響度】

毎月の「米国:雇用統計」の「非農業部門雇用者数」が発表される2営業日前に公表されるため、「米国・雇用統計」の予想値にも大きな影響を及ぼす。ADP雇用統計の結果が、「非農業者部門雇用者数」の予想値と大きく離れる場合、相場は大きく動く。

【発表時期】

雇用統計発表の2日前の水曜日

米国・小売売上高

デパートやスーパー、コンビニなど小売業者の売上額をまとめた指標。個人消費のトレンドを把握できるため大注目される。

【影響度】

アメリカはGDPの約3分の2を占める言われるほど、個人消費が経済に与える影響は大きい。その個人消費のトレンドを把握するための重要指標で、為替市場への影響も大きい。

【発表時期】

毎月第2週の22時30分(サマータイム21時30分)

経済指標はこう見る!予想値との比較(ギャップ)に注目

「経済指標」の結果発表により相場が大きく動くのは、予想に反した結果が出たときです。市場はサプライズに弱いという特徴があります。

はじめからマイナス予想されている指標がマイナスの結果になっても、「結果は織り込み済み」とされ、市場の反応は限定的になる場合がほとんどです。

逆に、予想と反した数値が出ると相場は急変します。結果が予想に反して高ければ買われる材料になり、予想より低ければ売られる材料になることが多いです

経済指標の数値は「前回結果」「今回の予想」がセットで発表されます。結果が前回よりも良いか悪いかではなく、予想値と比較してどうか、予想に反したサプライズがあるか、という点が相場を動かす要因であることを理解しておきましょう。

初心者が重要経済指標発表前後にとるべき行動は?

為替相場が最も緊張感に包まれると言われる米国「雇用統計」の発表などでは、発表後、短い時間で相場が乱高下するというようなことがあります。

一方向に進むような単純な動きをする場合には初心者でも対応できますが、相場が上げて下げての大暴走に陥ると大パニックとなってしまいます。

FX初心者は、最重要と言われる経済指標の発表前後には、あくまでも為替の動きをウォッチするに留めておくのがよいでしょう。予想に対して結果はどうだったか、さらに、「予想と結果」の関係に対して相場はどう動いたのかを見て勉強する場と考えるのが一番です。