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FXで両建てはリスクヘッジに有効な方法か? トラリピで両建ての取引を行う場合の注意点

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為替相場が上昇トレンドにない時はトラリピでも両建ては有効!?

イフダン(IFD)注文は○円で買って○円になったら売るという手法で、トラリピをはじめとした「リピートイフダン」はこうした注文を繰り返し行うトレードです。いうまでもないことですが、FXで収益を上げるためには、「安く買って高く売る」が基本です。こうした取引を実現させるには、この先、「為替レートがどれくらいの値幅で動くのか」適切に予測できる能力が求められるということ。FXで1、2年くらい取引経験があってもそう簡単に身に付く能力ではありません。 トラリピのように1ドル112円~113円50銭といったように、為替レンジを持たせてイフダン注文を複数仕掛けておくことは、ビギナーでも利益獲得のチャンスを得やすい点で魅力があります。ただ、ご存知のように「為替相場」は必ずしも上昇トレンドにあるとは限りません。下降トレンドになった場合、リスク回避の一対策として、通常の買いトラリピと同時に売りトラリピを仕掛ける「両建て」をしているトレーダーもいます。

FXで両建てをする意味はどこにある?

「両建て」は為替トレンドが上昇、下降であっても利益が出すことが可能です。例えば円高傾向にある時、買いポジションが含み損を抱えていても、売りのトラリピが稼いでくれれば収益につながります。想定したレンジが的中した場合は決済時の利益が2倍になることもあります。上昇トレンドの場合でも下落ポイントの「押し目」があるので、このようなチャンスを賢く利用して、両建てを実践する方法は確かにありなのです。 両建てのメリットと有効的な使い方|両建て手法紹介 FX Works  しかし、結論からいうと「どこから押し目になるのか」判断するのが難しいのです。押し目を読み違えて、損出が膨らむケースも少なくありません。FXで両建てはタブーという声が聞かれるのもレンジの想定が外れやすい点にあると思われます。

レンジが上抜け、下抜けでも損出は膨らむ!? トラリピの両建てに潜むリスク

「両建て」はトレンドの上昇、下落に関わらず、表面的には旨味があるように見えます。M2Jのトラリピでは「証拠金」に関して、売り、買い、どちらか多い金額の証拠金だけで済みます。例えば「買いトララピ」で1万通貨保有して、「売りトラリピ」で2万通貨保有している場合は、2万通貨分の必要証拠金でOKということ。そう聞けば一見お得に感じます。ただし、トラリピの両建ては売りと買いの両方に手数料が発生します。さらに欠点に感じるのは、トラリピで両建てをする場合は為替のレンジが上抜けであろうと、下抜けであろうと損出が膨らむ点にあるのです。普通、買いトラリピだけであれば、レンジが下抜けの場合のみ損出が膨らみ、上抜けで損出が膨らむことはありません。 売り、買いの両方で収益を+にすることは非常に困難です。含み損を抱えれば、その分、決済時の利益でカバーせざるをえない状況になります。スワップポイントに関しても、両建ては売りのポジションが大きくなればなるほど、スワップの損出も膨らんでいきます。「リスクを軽減するために「両建て」を選択したものの、「二兎を追うもの一兎も得ず」という結果に陥りやすいのです。
支払いのスワップと受取りのスワップの差を負担することなどのデメリットがあり、経済合理性を欠くおそれがありますので、当社ではお勧めしておりません。
両建て注文 マネースクウェア・ジャパンHP 両建てを行うなら、「過去15年程度の最高値と最安値の中間に相場があって、上昇するのか下落するのかわからない時に実行」という人もいるくらいで、「条件的にも多くの要因が絡んでいるため、○○すれば勝てる」と一言で表現しにくいのも両建ての特徴かもしれません。 トラリピにおける両建てのシミュレーション機能で計算する!

トラリピで両建てを行う場合はそれに伴うリスクとコストの増加も覚悟のうえで!!

トラリピの運営を行っているM2Jも「両建て」の取引を推奨していません。とはいっても、相場が下降トレンドである時に売りのポジションを保有しておくことは確かに合理的な面もあります。想定したレンジがズバリ的中すれば利益が2倍になる可能性もあります。でも、両建てで収益を上げるには、ハイレベルな技術が必要なのです。もし「両建て」をリスクヘッジの一環として検討する場合は、「思ったような結果になるとは限らない」ということを覚悟のうえで行なうべきです。 両建てで失敗する代表例は「両建てを外すタイミングを間違える点」「両建てのポジション両方が損出を出してしまう」などです。こうした失敗はFXの取引に慣れているトレーダーでも免れないケースが多いです。そこで両建てをする場合にどのような点に注意し取引を行うとよいか、3タイプのトレーダー別に紹介します。

A:サラリーマンの傍ら、副業で5年以上トラリピを愛用している都内勤務の36歳独身男性の場合

両建てはレンジの想定を誤ると痛い目に遭います。レンジを適切に想定できる能力を養い、売りで利益確定ができる経験を積み重ねること。さらに「含み損やスワップの損出をどれだけ最小限に抑えるか」実践していくことが重要なポイントです。まずは次のような勝つためのルール作りを考えて行きましょう。 ・強制ロスカットをされないようにある程度、余裕のある資金で両建てをする 両建ては想定レンジを外れた場合、必ず含み損を抱えるため、どこかで損切りをしなくてはならないことも出てきます。例えばロスカットが200万円であったとして、既に220万円の利食いであればトータルで見た場合20万円の利益が確保できていることになります。要は最終的に+の運用で終えるには、資金的な余裕がないと難しいです。 ・値動きの似ている通貨ペアを選んでみる 例えば「買い」は豪ドル、「売り」はNZドルといったように、値動きが連動した通貨を選んでみましょう。この場合はNZドルの方がスワップポイントが低いため損出を抑えることも有効です。 ・両建てとは異なる「ハーフ&ハーフ」の手法に挑戦 両建てと似て非なる手法に「ハーフ&ハーフ」があります。これは同じレンジ幅を想定し、証拠金を約1/2に抑える取引方法。両建てのように「売りと買いを同時に発注する」のではなく、レンジの上半分を売りトラリピに、下半分を買いトラリピに分けて仕掛ける手法で、評価損を1/3に抑えることも可能です。ただし、それだけ高度なスキルが必要になります。ハーフ&ハーフの取引イメージは下記のサイトをご覧ください。 ハーフ&ハーフについて マネースクウェア・ジャパンHP  「ハーフ&ハーフ」の必要証拠金額は売り、買いの高い方の金額が適用となります。ただし、売りと買いの境目をどこに設定するのかが難しい課題です。また、売りと買い、どちらにもロスカットのリスクが出てくることがあります。さらに買いトラリピと売りトラリピの決済価格によっては両建てになる可能性も出てくるので注意しなくてはなりません。

B:FXを始めて1年ちょっとの埼玉在住の32歳主婦(他で運用中だがトラリピが気になっている)

まずはバーチャルの取引で「両建て」にチャレンジしてみてください。特に両建てで失敗しがちなケースは「両建てを外すタイミング」です。基本となるポイントは「買いトラリピでは相場が下落するピーク」「売りトラリピでは相場が上昇するピーク」で外すことが望ましいとされます。ただし、そう簡単にこうしたタイミングを把握できるわではないので、底で買って相場を見ながら逆方向に動き出した時に同数の売りを入れてみましょう。 また以下のようなリスクヘッジの方法を知っておくことも役立ちます。 両建てのリスクヘッジのコツ ・買いより売りの値幅を大きくする⇒例えば売りは50銭間隔で、買い1円間隔で値幅を設定すると、利益を得られる範囲が広がる ・売りより買いの数量を増やす⇒売りのポジション数が買いのポジション数より小さい場合は相殺効果が得やすく、レンジが上抜けしても損出が大きく膨らむ可能性は低い ・両建てに有効な通貨ペアに切り替える⇒例えば買いスワップの高い「豪ドル円」と売りスワップの低い「ドル円」にする FXの両建てはリスク低減と利益アップの一挙両得 「FXで資産運用を考える」

C:FXを始めようか考えている千葉在住の29歳独身男性

FXの経験もないまま初めから「両建て」を行うことはNGです。両建てはもともと超短期で利益を得るためのトレードととらえた方がよさそうです。まずはFXの基本取引をバーチャルで体験していきながら、レンジを抜けた時の対処法を考えていきましょう。「利益確定」「損切り」といった選択をどこで行なうかというのは常に課題です。取引の条件として、米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドルなど低金利通貨ペアを選びましょう。両建てで売りスワップが生じても、金利が低いため-要因が少ないと思われます。 買いトラリピでレンジが上に抜けた場合 レンジが上に抜けるとポジションがなくなってしまうので、トラップの値幅や取引価格、通貨ペアなどもチェックして設定を変えることも必要になることがあります。トレンドの上昇が見込めそうな場合はトラップの範囲を上に少しずらしてみる。例えばトラップ幅が1ドル113~115円の時であれば115~117円と2円ほど上げるのもひとつ。もしくは相場が下がりトラップの範囲に収まる価格になるまで待つ方法もあります。 買いトラリピでレンジが下に抜けた場合 レンジが下に抜けた時は仕掛けておいたすべてのポジションを持つことになります。この場合、トラップの範囲に収まるまで相場の上昇をひたすら待つ方法もありますが、ロスカットの金額を下回ると思われるなら、資金を追加してある程度ポジションを決済するのもひとつです。 上の実践方法を解説したブログが↓にあるので目を通しておくと参考になります。 トラリピでレンジを外れるときの対応 FXゆっくりトレード派