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トライオートFXとは?AP注文やレンジフォーカスを運用している「インヴァスト証券」を調べてみた

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トラリピと比較されることが多い、トライオートFXについて調べてみました。

どちらも、一見すると便利なFX自動売買システムのようですが、実は両者の開発コンセプトには大きな違いがあり、結果としてそのサービス内容にも差が生まれています。

実際のところ、トラリピとトライオートFXでは「どちらが初心者向けのシステムなのか?」、トライオートFXには、「経験豊富なトレーダーにとって使いやすいオプションはあるのか?」 この辺りにも注目していきましょう。

トライオートFXとは?

裁量トレードの要素もある自動売買ツール

トライオートFXは、インヴァスト証券が開発したFX自動売買ツールであり、個々のトレーダーの経験を活かすことができるツールとして話題を呼んでいます。

 

そもそも従来のシステムトレードは、あらかじめ設定された利食いのタイミングで売買するなど、固定化されたロジック(売買スタイル)を選ぶことで利益を出す仕組みが採用されていました。しかし、トライオートFXでは、このロジックを、トレーダー自身の相場観をもとに自由に作成することができるのです。

また、たとえば円を中心にしたトレードの実績はあっても「まだユーロ・ドルのペアには自信がない」といった場合には、すでに用意されたロジックを使いながら、徐々に自分のアイデアを取り入れてロジックをカスタマイズすることも可能です。

トライオートFXは、自動売買ツールでありながらも自由にカスタマイズもできることから、「裁量トレードにも対応している自動売買ツール」という新しい位置づけのツールと言えます。

前述のとおり、トライオートFXの強みは、「取引の自由度の高さ」です。ユーザーの志向に合わせ、いくつかの取引手法が用意されています。

まず、一番自由度が高い仕組みが「マニュアルトレード」、次に相場の方向性だけを指定する「オートパイロット(AP:autopilot)」、そしてほかのユーザーが作成した売買スタイルを選ぶだけの「仕掛け注文」です。

では、それぞれの取引方法について詳しく見ていきましょう。

トライオートFXの使い方と設定方法

いわゆる裁量取引であるマニュアルトレード

すでにほかのFX口座で取引経験があるトレーダー、または「円・ドルの取引は得意」といったように自分の判断に自信があるトレーダーは、マークアップ手数料が無料の「マニュアルトレード」を利用することをおすすめします。

マニュアルトレードでは、2016年2月より従来の1万通貨より1,000通貨からの取引となり、少額取引にも対応しています。しかし、使いこなすにはチャートの見方だけでなく、雇用統計の発表など、マーケットがどのように動くかを予想できることが必要になってくるため、初心者向けとは言えないでしょう。

マニュアルトレードは、すべて自分の考えでトレードを完結することができる点では一般的な裁量トレードと変わりがありません。ただ、利益の確定と損切りの両方とも自己判断によりトレーダー自身がコントロールすることができるため、経験豊富なトレーダーも満足して使うことができると言えます。

半自動のオートパイロット注文(AP注文)

各国の政策金利が発表された後などマーケットの様子が一段落ついて、通貨のおよその変動が予想できる場合は、「オートパイロット注文」を使ってみるのもよいでしょう。

オートパイロット注文は、一定条件にて売買を繰り返す、IFD(イフダン)注文の自動取引が可能です。そのため、チャートに張り付く必要もなく、中長期的な視点でトレードできるでしょう。

自動売買ですので大規模自然災害やテロといった世情を揺るがす事件など、マーケットの急な動きには注意しておく必要があります。昨今の世界情勢などを考えますと半自動として捉えて、いつでもコントロールできるように操作方法などを把握しておくことをおすすめします。

また、オートパイロット注文にはマークアップ手数料(50万通貨未満)がかかります。たとえ注文を手動に切り替えて行った場合も同様です。

他人の仕掛けから選ぶだけの仕掛け注文

AP注文を自分で作成する場合、利益幅や損切り幅を具体的に設定する必要があります。このような設定をしなくても、「仕掛けランキング」(自動売買ランキング)から仕掛けを利用して自動売買ができるのが、「仕掛け注文」です。

トライオートFX公式サイトによると、「仕掛けランキング」に登録された仕掛けは、中長期向けの運用を想定したものが多いとのこと。仕掛けを利用することにより、簡単に自動売買の取引ができるため、初心者に向いていると言えるでしょう。

ただし、こちらもAP注文と同じくマークアップ手数料が必要である上、成功実績がある仕掛けは資金が多いことを前提としている場合がほとんどです。

安定したトレードが期待できる半面、為替市場に参加している感覚は少なく、トレーダーとしての経験が蓄積されにくいトレードとも言えるでしょう。

新たに追加されたトライオートFXの「レンジフォーカス」とは?

もともとあったのは「レンジ追尾」機能

定期的に為替相場のチャートを見ている方ならご存知だと思いますが、どのような通貨ペアであっても、通貨の価値は一定の幅の中で上下することがほとんどです。

各国の景気やマーケットイベントによって短期的に大きく変動することはあります。しかし、ドル・円がいきなり120円から80円に動くことはなく、市場の中で何らかの調整が入り、上下を繰り返しながら一定の値に落ち着きます。

そのため、トライオートFXでは一定のレンジ(値幅)を追いかけて自動調整している「レンジ追尾」機能が採用されてきました。

この機能は、為替の価値が上下する幅だけに着目するため、「今後米ドルの価値が下がるだろう」などといった相場観がなくても利益を得ることができます。ただし、各国政府の方針が発表された後など、明確に市場のトレンドがわかるときには、その恩恵を受けることができません。

また、上下のどちらに動いてもリターンを得られやすい、というメリットがある半面で、両建ての取引になるケースではスワップポイント(金利差)で結果的に損失がでる場合も少なくないでしょう。

レンジ追尾をシンプルにした、「レンジフォーカス機能」

先ほどの「レンジ追尾」をシンプルにしたのが「レンジフォーカス機能」です。為替市場では各国のさまざまな通貨が取引されていますが、発展途上にある国では通貨の価値が安定しておらず、値幅が極端に動く場合もあります。

このような変動リスクを最小限にするために、過去のデータから「レンジ取引」に最適なペアを選んでくれるのが「レンジフォーカス機能」です。トライオートFXにて取り扱われている全通貨ペアの過去の価格を分析したデータからリアルタイムな相場に適した通貨ペアやレンジ幅、それらを活用する設定を導き出しています。(※1:インヴァスト証券の発表)

ただし、スワップポイントの損失をカバーできるといった類いの機能ではありません。レンジ追尾における損失のリスクは残されています。

※1:「【トライオートFX】新仕掛け「レンジフォーカス」12月5日(月)登場」(インヴァスト証券)

http://www.invast.jp/information/2016/12/02-3141.html

トライオートFXの手数料、スプレッドなどのコストについて

スプレッドは基本的に固定

トライオートFXは2016年2月のリニューアルにより、スプレッドが固定されました。(※トルコリラと円の通貨ペアは除きます。)

「米ドル・円」のようなメジャーなペアは、業界で最も狭い幅となる 0.3銭(0.3pips)となっています。スキャルピングのような超短期売買での利益も取りやすくなったと言えるでしょう。

しかし、ほかのFX会社と同じく、震災などによる突発的な相場急変や経済指標の発表前後では、この固定幅を維持できない場合もあります。為替市場に影響を与えやすい米国の雇用統計発表時などには注意が必要です。

手数料はトレードによって異なる

自動売買に頼らず、すべて裁量取引で進める「マニュアル注文」であれば、手数料はかかりません。しかし、トライオートFXの特徴でもある「オートパイロット」「仕掛け注文」を活用するためには、別途マークアップ手数料が必要です。

1万通貨以下ではマークアップ手数料が片道で 2pips発生します。資金の少ない人や、「これから徐々に始めよう」と考える初心者にとっては、不利な条件でもあります。

トライオートFXのデモ口座

デモ口座はない

自動売買注文ができるFX口座では、取引ツールを使うのが初めての人のために「デモ口座」や「デモ機能」が用意されているケースが多々あります。残念ながらトライオートFXにはそのようなお試しツールが準備されていません。

このためチャートを読んだ経験がある方や、スプレッド・通貨ペアなどFXトレードに関して、ある程度の知識があることが望ましいでしょう。

すべて自分の裁量でトレードできる上級者にとってはメリットも大きいトライオートFXですが、全くの初心者にとっては、不利な条件も残っている点が気になります。

使うのは「仕掛けシミュレーター」

トライオートFXでは、ほかのユーザーが制作した「仕掛け(ロジック)」をテストできる「仕掛けシミュレーター」が用意されています。この仕組みを活用することによって、過去の値動きを基準にしたバックテストの結果を参照することができます。

自分が納得するまでシミュレートを繰り返すことができます。しかし、あくまでも「過去のデータ」を参照するに過ぎないので、現時点から未来の予測が行えるわけではないことに注意してください。

特に、経験値の浅いトレーダーは、「バックテストでうまくいった」という理由を売買の根拠にしがちです。過去には安定していた通貨ペアの中にも、近年の市場動向によって大きく変動する可能性のある組み合わせも存在します。

ポイントサイト経由でトライオートFXを使う場合

ポイントサイト経由で運用する仕組み

FX会社の多くは、口座を新規開設するユーザーを集めるため、ポイントサイトやキャンペーンなどによる実質的なキャッシュバックを行っています。せっかくなので少しでもお得に口座を開設したいですよね

具体例としては「GetMoney!(ゲットマネー)」や「moppy(モッピー)」のようなサイト経由で口座を申し込めばポイントを獲得できます。しかし、サイトによって獲得できる条件などが違う場合もあるため、注意が必要です。

ポイントサイト経由の場合の注意点

FX口座では、「単に口座を作るだけ」では、ポイントを獲得できないケースがほとんどです。一定金額の入金や、取引の回数などに決まりがあり、それらの条件をクリアすることでポイントが確定します。

そのため、せっかくポイントサイト経由でキャッシュバックを得たとしても、トレードで損失を出してしまった場合は損益が相殺されてしまう可能性もあります。

FXトレードに精通したトレーダーでも初めて使うシステム画面ではミスしてしまうこともあるでしょう。最初の取引は「ポイントサイトの条件を満たすためだけに行う」と考えて、値動きの前に手仕舞いすることをおすすめします。

トライオートFXの口コミ、評判

豊富すぎる機能

当サイトにアクセスしていただいている皆さまは、FX口座の比較やシステムトレード、キャンペーン情報などを多数ご覧になられていることでしょう。その中でインヴァスト証券および、トライオートFXの評判はいかがだったでしょうか?

現時点では、FX口座として「少しマニアック、詳しい人向け」「ロジックが豊富」といった意見や、「機能が豊富だけどシステム本体が重い」などといった口コミが散見されます。

ここまでに何度か触れてきましたが・・・

・少額取引ではマークアップ手数料が高い

・デモ口座が存在しない

など高機能である半面、初心者向けとは言えないところに課題があるのではないでしょうか。

 

トライオートFXを提供している、インヴァスト証券はどんな会社?

たとえば楽天証券のように、いわゆるドットコム企業から銀行、証券、FX市場に参入してきた企業とは違い、インヴァスト証券は 1960年に設立された、古参の証券会社です。JASDAQ市場(東京証券取引所)に上場しています。

2013年には子会社をオーストラリアに設立するなど、海外進出にも積極的です。また、オーストラリアの子会社はイギリスにて、「2017年ベストスペシャリスト プライムブローカー賞」を受賞し、高い評価を得ています。

トライオートFXとならび自動売買が可能な「シストレ24」を提供しており、日本でも多くのトレーダーから注目されています。FX市場の発展に大きく寄与してきた企業の一つと言えるでしょう。

メリット・デメリットは?トライオートFXとトラリピを徹底比較!

クチコミサイトやFXトレーダーのブログや2chなどでもよく見かける、トライオートFX とトラリピの比較。よく似ているという評価も多いようですが、結局のところ何が大きな違いなのでしょうか? トライオートFXのメリットとデメリットと一緒に見ていきましょう。

まず、トラリピは、感情的になりがちなFXトレードにおいて、合理的な判断を支援する自動売買システムを提供しています。

トラリピを提供するマネースクウェア・ジャパンの開発コンセプトによると・・・

・目先の相場に一喜一憂しない「資産運用としてのFX」

これを目的としており、ギャンブルにならない投資としてのFXを提唱しています。

また、初心者向けのシンプルなトレードも好評です。利益確定の幅を30銭(30pips)に絞り込んだ「せま割30」など取引手数料を引き下げたサービスも、大きな特徴の一つでしょう。

トライオートFXは、マニュアルトレード以外の1万通貨以下の取引にて、2pips(銭)のマークアップ手数料が発生します。しかし、トラリピの「せま割30」は、1万通貨未満/以上に関わらず、手数料は1pips(銭)で固定されます。手数料を比較した場合、トラリピの方が少額トレードに向いていると言えるでしょう。

トライオートFXが、裁量トレードの発展形として自動売買システムを構築しているのに対して、トラリピは、人的ミスが発生しやすい点を徹底フォローした仕組みになっています。裁量トレードは経験を積み上げたトレーダーにとってはメリットになる点も多いでしょう。しかし、初心者や安定した収益を望むトレーダーにとっては扱いにくいばかりか大きなリスクにもなってしまいます。

中長期的にFXトレードを継続していくのであれば、FXトレードに対して確固たる姿勢を持つトラリピは、トレーダーにとって安定性があるシステムと言えるのではないでしょうか。また、トラリピはこれからFXの世界に参入する初心者にとっても、少額の資金から資産形成を目指せるツールとして活躍が期待できるでしょう。